レアシルウィア（2003年生、母フミノアミューズ）

レアシルウィア（2003年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシア神話の登場人物名（レア・シルヴィア）より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時11歳）と交配したフミノアミューズが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）東栄牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方14戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上C4二。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月25日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

10月5日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた4戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5四（園田ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上D7一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4歳（2007年）

3月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D7一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルノチルドレンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D8一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエサオマンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスイートアラベスクに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月24日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシネキングオブに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月17日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上C7二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアザミジョウを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月31日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C7三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキフジンノホホエミを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

6月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノゼウスに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したキャッチアシーフを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたメイセイジャガー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、CHAO特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた17戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（2008年）

1月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月2日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

2月9日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた21戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4月19日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた23戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

7月12日、中8週で迎えた24戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

9月15日、中5週で迎えた26戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた27戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。