アールバロン（2018年生、母バージニアキャット）

経歴

デビュー前

1歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前原敏行によって1,674万円で落札された。

2歳（2020年）

12月19日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るターゲットを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2021年）

2月27日、中9週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラスの水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着を確保した。

3月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G2のフジテレビ賞スプリングステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのひめさゆり賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

8月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月11日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のアンダープロットをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

10月3日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの賢島特別（中京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月22日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のノーダブルディップを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月9日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの阿武隈ステークス（福島芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続でM.デムーロ騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

11月27日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスのカウントダウンステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

5歳（2023年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの若潮ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月25日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6歳（2024年）

3月17日、約13か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた18戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月15日、中8週で迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月15日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

2024年9月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。