アキノファンタジー（1997年生、母マダムタイガー）

アキノファンタジー（1997年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のナグルスキー（当時16歳）と交配したマダムタイガーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原則夫。戦績は、地方20戦6勝2着5回。2000年のこまくさ賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宗形健次厩舎（上山）へ入厩。

2歳（1999年）

10月19日、デビュー戦は板垣吉則騎手を鞍上に据えて、3歳B3（上山ダート1250m 晴/良）に出走。馬体重は455kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月28日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた2戦目は、渡邊一道騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（上山ダート1250m 小雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳C1（上山ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡邊一道騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノメディアに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

4月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳B3（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったクイックダイナから4馬身差の2着となった。

5月5日、中0週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、4歳B（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったクイックダイナから3馬身差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳B2（上山ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターダイオーから1馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳B（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナグルオージャから3/4馬身差の2着となった。

6月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳B1（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハイフレンドブルーに4馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳B（上山ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で板垣吉則騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタカトモサイクロンに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月30日、中3週で迎えた10戦目は、4歳A3（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で板垣吉則騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコマノキフジンに4馬身の差をつけて優勝

8月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳A2（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で板垣吉則騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のレースオブライフに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のこまくさ賞（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で板垣吉則騎手（9戦4勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月31日、中7週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアマゾンサンデーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンカンフラッシュを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

4歳（2001年）

6月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、風待月特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた17戦目は、南風特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月12日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗形竹見騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

7月22日、中0週で迎えた19戦目は、潮騒特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた20戦目は、涼風特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宗形竹見騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。