ファイナルティア（2001年生、母トワイライトタイム）

ファイナルティア（2001年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「究極（最後）の涙」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時9歳）と交配したトワイライトタイムが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤トシ。戦績は、中央平地6戦0勝、地方35戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の3歳B1。

経歴

デビュー前

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

9月13日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

3歳（2004年）

2月7日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた4戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

4月10日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

5月16日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

7月19日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モエチャンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

8月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マンテンガールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーヒューマンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で平瀬城久騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で平瀬城久騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2 11（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で平瀬城久騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2 14（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で平瀬城久騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスプリングウリズンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2-10（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で平瀬城久騎手（11戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた19戦目は、能登ワイン杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で平瀬城久騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2005年）

4月5日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ゴールド（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた21戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C4-8（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた23戦目は、一般C4-9（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月1日、連闘で迎えた24戦目は、一般C4-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた25戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、最後はアフェクトセーラと並んで3着同着となった。

6月5日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3-5（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイクマイドリームに交わされて2馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた28戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

7月18日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3-5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフジミダンガンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

8月2日、中1週で迎えた30戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜シルバー（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ディアクオリティーに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月23日、中2週で迎えた31戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜シルバー（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のダリア賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したディアブロサンダーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月23日、中0週で迎えた34戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた35戦目は、金沢競馬売店組合大場売店杯（金沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた36戦目は、一般C4-3（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた37戦目は、一般C4-7（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で徳留康豊騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた38戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のローズ賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月1日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月8日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた40戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた41戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。