ティアランドール（2007年生、母サマータイムヴァル）

ティアランドール（2007年3月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「宝冠と人形（Ｔｉａｒａ　ａｎｄ　Ｄｏｌｌ）からの造語」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のAction This Day（当時6歳）と交配したサマータイムヴァルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦0勝、地方22戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,943万円（9.72万×200口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月16日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

10月11日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月24日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月27日、中8週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

3歳（2010年）

4月4日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた6戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた11戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-5（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた13戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-5（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユリカゴノオモイデに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

5月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、せせらぎの里日高町賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた21戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた24戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月9日、連闘で迎えた25戦目は、サッポロ生ビール黒ラベル賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口竜一騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴェンデッタを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山口竜一騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた29戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったルーナピエーナに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた31戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラパルフェールを鮮やかな末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

11月17日、中1週で迎えた32戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。