アイキャン（2007年生、母フラワーチャンプ）

アイキャン（2007年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「私やれます」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時13歳）と交配したフラワーチャンプが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は吉田又治。戦績は、中央平地10戦0勝、地方17戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の一般C2十二十三十四。

経歴

デビュー前

8歳のとき、シグラップ・マネジメントから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、幾千世牧場によって87.48万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月25日、中8週で迎えた3戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6月27日、中8週で迎えた6戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月1日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジツリキザッツワンを上がり3位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2011年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十三14十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三14十五（浦和ダート1400m 雪/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた15戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四15十六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月15日、中5週で迎えた16戦目は、成田誠退職! まいっか記（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月6日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十六十七十八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラインカイザーに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月6日、中6週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた20戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた21戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

10月26日、中7週で迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、千種川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた24戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、古太尽特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月28日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2012年）

1月12日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。