ハイゼンスレイ（2022年生、母シルクドレス）

ハイゼンスレイ（2022年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「児童文学作品に登場するウサギの名」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時19歳）と交配したシルクドレスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は絵笛牧場。主な勝ち鞍は2025年のデネブ特別(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、絵笛牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

畑端省吾厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2025年）

3月29日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月22日、中7週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月13日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハッピーウィズユーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた7戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のブラヴォケラトプスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。