トーセンドミナス（2006年生、母アルザナー）

トーセンドミナス（2006年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ワイン名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時13歳）と交配したアルザナーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山清貴。戦績は、中央平地7戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、帰山清貴から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって210万円で落札された。

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月23日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（2009年）

4月11日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサウンドタイトルを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月6日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミサトシティーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月9日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサウンドタイトルに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、寒椿特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2010年）

1月8日、中6週で迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、松納特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた13戦目は、黒山三滝賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。