オトコマサリ（2016年生、母プラチナム）

オトコマサリ（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「男勝り。男馬にも勝るように」。毛色は栗毛。種牡馬のアポロキングダム（当時13歳）と交配したプラチナムが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原橋本牧場。主な勝ち鞍は2019年の宇野孝メモリアル記念(C2一)。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月13日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C1二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、3歳C1三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったジョウショーパールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の宇野孝メモリアル記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のキクノシエルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったシャクラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた10戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は大柿一真騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月9日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスタービレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月30日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた15戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

4月1日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた18戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた21戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクナップフラウに4馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

7月18日、中2週で迎えた22戦目は、こと座特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた23戦目は、さそり座特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、令和2年7月豪雨災害被災者支援競走（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノクロシェットに7馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月26日、中1週で迎えた25戦目は、爽秋賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったピラミッドファラオに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた26戦目は、季秋特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた27戦目は、ペガスス座特選（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイントレイチェルに3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

11月14日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったエウプロシュネに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた29戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石川慎将騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた30戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、今日は馬型イルミネーションに乗れる日!（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、シェイクユアボディに半馬身交わされて2着に敗北した。

2020年12月7日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。