タカラクエスト（2006年生、母アーミールージュ）

タカラクエスト（2006年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時11歳）と交配したアーミールージュが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、矢野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、村山義男によって1,417.5万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月29日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3歳（2009年）

2月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月17日、中1週で迎えた8戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた9戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月25日、中9週で迎えた10戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月5日、中0週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝!信男&千佳ご結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月9日、中0週で迎えた14戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた16戦目は、一般C29（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般C27（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた18戦目は、陽希が祝う昇吾誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた19戦目は、ひより4才誕生日おめでとう（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4歳（2010年）

1月6日、連闘で迎えた20戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（8戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、エスクリムに半馬身交わされて2着となった。

1月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C31（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（11戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ザバトルプラウドにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

3月7日、中1週で迎えた24戦目は、祝!卒部おめでとう記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で浜口楠彦騎手（12戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ソルフェージュボスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月15日、連闘で迎えた25戦目は、一般C26（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で浜口楠彦騎手（13戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。