タイキウィスパー（1998年生、母ウイーラヴァリエール）

Taiki Whisper

1998.05.22

タイキウィスパー（1998年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワージブ（当時15歳）と交配したウイーラヴァリエールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大樹ファームによって1,365万円で落札された。

大樹レーシングクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

11月11日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したユシマノジョーにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るチアズオンタイムを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月16日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

3歳（2001年）

1月30日、中5週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月27日、中6週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

4歳（2002年）

1月27日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシュガートレインを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月23日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。