フリーマン（2009年生、母イスズドリーム）
Freeman
2009.05.22
フリーマン（2009年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカの理論物理学者、宇宙物理学者フリーマン・ダイソンより」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時15歳）と交配したイスズドリームが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方28戦4勝2着4回。2011年のウィナーズチャレンジで3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって966万円で落札された。
田部和則厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2011年）
6月16日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ケイブダイバーに交わされて2馬身半差の2着に敗れた。
6月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったロゼオにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
7月6日、連闘で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。
9月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。
10月12日、中1週で迎えた5戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。
10月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。
11月9日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンミケーレをクビ差振り切って未勝利戦を制した。
3歳（2012年）
5月12日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。
6月2日、中2週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲城特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。
6月9日、連闘で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。
6月24日、中1週で迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。
7月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。
8月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。
12月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。
4歳（2013年）
1月26日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。
2月9日、中1週で迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。
3月17日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。
4月26日、中5週で迎えた18戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般B6 C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。
5月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャットウォークに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。
5月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、トップスマイルにアタマ差交わされて2着に惜敗した。
6月27日、中3週で迎えた21戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
7月10日、中1週で迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のハイアンドノーブルを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。
7月22日、中1週で迎えた23戦目は、あさがお特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着を確保した。
8月14日、中2週で迎えた24戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
8月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3a（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。
9月25日、中3週で迎えた26戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。
10月9日、中1週で迎えた27戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。
10月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
12月1日、中5週で迎えた29戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。
12月14日、中1週で迎えた30戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、カトレア賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。
5歳（2014年）
1月3日、中2週で迎えた31戦目は、千両賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。
1月26日、中2週で迎えた32戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオペラサウンドをクビ差振り切って優勝
2月15日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は川島拓騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシゲルワシザに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
3月8日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
3月23日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。
4月13日、中2週で迎えた36戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。
5月3日、中2週で迎えた37戦目は、長崎街道黒崎宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。
5月18日、中1週で迎えた38戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、SSC協賛 エメラルド特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。