シアトルエース（1988年生、母ホクトガルーダ）

シアトルエース（1988年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシアトルエクスプレス（当時7歳）と交配したホクトガルーダが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回、中央障害4戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

3月23日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着を確保した。

4月7日、中1週で迎えた2戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のニッポーフリイートに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったスバルウイングに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のムーンアーティストを3/4馬身振り切って制した。

7月21日、中2週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

11月2日、中8週で迎えた10戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた12戦目は、宮田仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮田仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた15戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月25日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた18戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた20戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月3日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で瀬古正明騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5歳（1993年）

2月27日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で瀬古正明騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。