モアニ（2021年生、母ポートキャンベル）

Moani

2021.04.26

モアニ（2021年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「そよ風(ハワイ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時12歳）と交配したポートキャンベルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はウエスタンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、ウエスタンファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、佐藤理によって990万円で落札された。

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月9日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

10月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2024年）

2月3日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のペルフェツィオーネに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月17日、中5週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスのフローラルウォーク賞（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、エポックヴィーナスにクビ差交わされて2着となった。

4月28日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。