ディクタトル（2001年生、母グロウスキー）
Dictator
2001.03.27
ディクタトル（2001年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「独裁官（ラテン）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキブリザード（当時10歳）と交配したグロウスキーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）東栄牧場。戦績は、中央平地25戦0勝2着3回、中央障害8戦0勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の京都畜産特別(B1-1)。
経歴
デビュー前
清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2004年）
1月18日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。
1月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。
2月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。
5月1日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。
5月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルラファエロを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。
5月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。
6月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。
7月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。
7月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったオールキャストにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。
8月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したテンザンドトウを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。
9月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。
9月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。
10月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。
11月10日、中4週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、カニスキのまち竹野特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のニホンピロスパイクをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。
12月16日、中4週で迎えた15戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナムラリバーに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
4歳（2005年）
1月4日、中2週で迎えた16戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1-3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。
2月13日、中5週で迎えた17戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。
10月1日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。
10月26日、中3週で迎えた19戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルシューズ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。
11月13日、中2週で迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。
12月4日、中2週で迎えた21戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。
5歳（2006年）
1月8日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。
1月28日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。
3月11日、中5週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。
4月30日、中6週で迎えた25戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。
5月14日、中1週で迎えた26戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。
8月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。
8月20日、中1週で迎えた28戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。
9月30日、中5週で迎えた29戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。
10月21日、中2週で迎えた30戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。
11月12日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。
12月2日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月16日、中1週で迎えた33戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。
6歳（2007年）
1月28日、中5週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。
2月25日、中3週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。
6月2日、約3か月の休み明けで迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。