ウィステリアメジロ（2011年生、母メジロランバダ）

ウィステリアメジロ（2011年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父、母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメジロベイリー（当時13歳）と交配したメジロランバダが19歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者は（株）レイクヴィラファーム。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方24戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の加古川特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ゼンノマネジメントによって1,050万円で落札された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

4月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

5月3日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったベストセラーアスクに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月3日、中6週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた12戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4歳（2015年）

1月7日、中1週で迎えた13戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマイネルシャテールに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小谷周平騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月25日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は小谷周平騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したバターカップにアタマ差届かず2着となった。

3月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエアカページをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月15日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた20戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、すずらん賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったメイショウチヨに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小谷周平騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月4日、中2週で迎えた22戦目は、あじさい賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小谷周平騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったトランヴェールに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた25戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、第3戦シルバーブーツ賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャンドニを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月12日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアカシャツハルに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月2日、中2週で迎えた27戦目は、淡路島牛乳特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた28戦目は、楽天競馬で買いま賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5歳（2016年）

2月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた29戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた30戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた31戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた32戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月14日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた34戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

8月3日、中9週で迎えた35戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のニシノクラレットに1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月27日、中7週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた36戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた37戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、キンシャサノキセキ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。