アポロダイヤモンド（2010年生、母クラダリング）

アポロダイヤモンド（2010年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名。ダイヤモンドのように強くて美しくいつも輝いて欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のアポロキングダム（当時7歳）と交配したクラダリングが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は海馬沢明。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月22日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月30日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月23日、中9週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

3歳（2013年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、アルマディヴァンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月18日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のエインセルをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月14日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

8月18日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の月岡温泉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

10月19日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

11月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

4歳（2014年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦1勝）。17頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

5月4日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

6月27日、中4週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた19戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

7月16日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、川西市制60周年記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月30日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

8月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、“子育てするならゼッタイ三田!”特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、バカニシナイデヨに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエナエビスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。