マイプレファランス（2006年生、母マイマスタートップ）

マイプレファランス（2006年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「私の好み」。毛色は鹿毛。種牡馬のナリタトップロード（当時10歳）と交配したマイマスタートップが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、地方16戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月24日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた2戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したワイドロータスにクビ差届かず2着となった。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた10戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月30日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

10月9日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマジョリーフェアを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月29日、中2週で迎えた13戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ナニワプレストンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた16戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウンドリュウセンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた17戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、ハッピーサンライズ（笠松ダート1600m 雪/不良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

2月6日、中4週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた19戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた22戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、一般B5（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた24戦目は、一般B6（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本三郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた25戦目は、めざせレコード弾丸チャレンジ（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤本三郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた26戦目は、福山・高知連携対潮楼シリーズ五戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤本三郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた27戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトキメキハートを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月15日、連闘で迎えた28戦目は、牝馬限定の一般C8（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアヴォカートに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月8日、連闘で迎えた30戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ピンクノチカラに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阪野学騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。