トウカイラチーネ（1983年生、母ウエルスマコ）

トウカイラチーネ（1983年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時10歳）と交配したウエルスマコが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の平尾台特別(400万下)。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

2月2日、デビュー戦は4歳新馬（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。鞍上は安田隆行騎手。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、スズカリバーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

2月15日、4歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のファイターボーイに1馬身3/4の差をつけて勝利した。

3月8日、4歳400万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

3月22日、4歳400万下のアネモネ賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ピーターホーラーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月5日、4歳400万下（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月29日、4歳400万下の矢車賞（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は安田隆行騎手。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月24日、4歳400万下の露草賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

6月14日、4歳400万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

6月29日、4歳400万下（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（1987年）

1月17日、5歳以上400万下（京都ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は加用正騎手。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月31日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメトロレーザーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月8日、5歳以上400万下の平尾台特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアトミックダイナを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてトップでゴールインした。

4月4日、5歳以上1400万下のなにわステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4月19日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。