マタタキ（2003年生、母レグルス）

マタタキ（2003年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「瞬き」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したレグルスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森田芳男。戦績は、中央平地9戦0勝、地方17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月3日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（2006年）

4月29日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

7月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティーレイン特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた5戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサンシャインフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月14日、中6週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

11月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月19日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフォージドアモールを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月3日、中1週で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキープコンセプトをクビ差振り切って2勝目を手にした。

1月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルフリアライズに1馬身の差をつけて優勝

2月12日、中3週で迎えた11戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、黒山三滝特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったマイネルケルンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた12戦目は、朱雀賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた14戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた20戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた21戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた22戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月8日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

5歳（2008年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた24戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた25戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月1日、中5週で迎えた26戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。