ピエールペガサス（2011年生、母ヤマノビーナス）

ピエールペガサス（2011年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時13歳）と交配したヤマノビーナスが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）船越牧場。戦績は、地方38戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の門別グランシャリオ賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2014年）

6月1日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るナツノキララを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

10月1日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のムーンスプライトに2馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

11月13日、中5週で迎えた3戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ドラゴンマッチョに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた5戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4歳（2015年）

1月22日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月4日、中1週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた8戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

3月17日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマサノオーザに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月9日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソウウンドラゴンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月13日、中4週で迎えた12戦目は、ミッドサマー特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイズイーグルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月16日、中4週で迎えた13戦目は、都電とバラの街あらかわ賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（8戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のガーデンズキューをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月2日、中6週で迎えた14戦目は、晩秋特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（9戦6勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るランジャタイを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

5歳（2016年）

2月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、風花特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（10戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた16戦目は、春水特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（11戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた17戦目は、こぐま座特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた18戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったタケノビワに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中3週で迎えた19戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた20戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（12戦7勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた21戦目は、門別グランシャリオ賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（13戦7勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルグルマンを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

11月15日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（14戦8勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ガーデンズキューに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた23戦目は、カノープス賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（15戦8勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた24戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（16戦8勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2017年）

4月18日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、エイプリル賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた26戦目は、ベンジャミン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（17戦8勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた27戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の青嶺賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（18戦8勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

7月14日、中1週で迎えた29戦目は、アルタイル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（19戦8勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

7歳（2018年）

2月20日、約7か月半の休養明けで迎えた30戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、立春特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1一二（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（20戦8勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1一二三（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた33戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた35戦目は、新緑賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた36戦目は、イヴニングスター賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた37戦目は、北野壱哉騎手を鞍上に迎えて、一般B3五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた38戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。