プレザントブリーズ（2006年生、母スターズインハーアイズ）

プレザントブリーズ（2006年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「心地よい風（そよ風）。皆の気持ちに心地よい風を吹かせて欲しい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したスターズインハーアイズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,520万円（12.6万×200口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月17日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリキドーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中4週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したグローリールピナスにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月9日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

12月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4歳（2010年）

6月5日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた7戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ウィリアムズ騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5歳（2011年）

7月24日、約12か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた13戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

10月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。