ダーリブ（2008年生、母コスモリバー）

ダーリブ（2008年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「実業家（アラビア語）。母系より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時20歳）と交配したコスモリバーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地32戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月20日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で嘉藤貴行騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンミミックを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で嘉藤貴行騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で嘉藤貴行騎手（8戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月4日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で嘉藤貴行騎手（9戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったツクバオトメにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で嘉藤貴行騎手（10戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモシャオロンに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2012年）

1月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で嘉藤貴行騎手（11戦1勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で嘉藤貴行騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で嘉藤貴行騎手（13戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で嘉藤貴行騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は16戦連続で嘉藤貴行騎手（15戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で嘉藤貴行騎手（16戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

5月6日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は18戦連続で嘉藤貴行騎手（17戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の稲城特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で嘉藤貴行騎手（18戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で嘉藤貴行騎手（19戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で嘉藤貴行騎手（20戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で嘉藤貴行騎手（21戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月15日、中1週で迎えた28戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた29戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（22戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（23戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（24戦1勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5歳（2013年）

5月25日、約6か月半の休養明けで迎えた33戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。