チュウオーエルシド（1995年生、母チユウオートウザイ）

チュウオーエルシド（1995年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のビソウエルシド（当時10歳）と交配したチユウオートウザイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長田牧場。戦績は、地方40戦7勝2着5回。1998年のサマーカップ(アラ系4歳)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大島静夫厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1997年）

8月30日、デビュー戦は三小田幸人騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアブラデーヒデスサに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、河津徳幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河津徳幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河津徳幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスタームーンからハナ差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は河津徳幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアトミックボンバーから1馬身半差の2着となった。

12月27日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のはがくれ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3歳（1998年）

1月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のグリーンジャガーをアタマ差振り切って2勝目をつかんだ。

2月21日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で下條知之騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラストフォーモサを捕まえ切れず、9馬身差の2着となった。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上C1（佐賀ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は東真市騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマックスにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハクツポーラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、有明賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は下條知之騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマックスを3/4馬身振り切って4勝目を挙げた。

6月29日、中5週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は東真市騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた18戦目は、はす特設（佐賀ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で東真市騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳オープンのサマーカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東真市騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、ゆり特設（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東真市騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハクツポーラを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

9月27日、中3週で迎えた22戦目は、3歳戦のアラブ優駿トライアル（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で東真市騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた23戦目は、3歳オープンのアラブ優駿（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東真市騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で東真市騎手（10戦2勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

4歳（1999年）

1月16日、中8週で迎えた25戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた26戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヤマアキオーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

2月13日、中1週で迎えた27戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

2月27日、中1週で迎えた28戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るパラダイスダンスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

4月10日、中5週で迎えた29戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた30戦目は、アラブ王冠賞（佐賀ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は下條知之騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた31戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、最後はシナノイーグルと並んで3着同着となった。

6月27日、中5週で迎えた32戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、不知火賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた33戦目は、不知火賞（佐賀ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた34戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた35戦目は、福井慎也騎手を鞍上に迎えて、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた36戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた37戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた38戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（5戦2勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセンシンホマレを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

11月7日、中2週で迎えた39戦目は、アラ系4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三小田幸人騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた40戦目は、アラ系4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は東真市騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。