カガイージス（2011年生、母フォトグラフィー）

カガイージス（2011年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する盾」。毛色は栗毛。種牡馬のアサクサデンエン（当時12歳）と交配したフォトグラフィーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山博。戦績は、中央平地1戦0勝、地方26戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C2 11。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高山博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

4月19日、デビュー戦は草野太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

5月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ヒシイパネマに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

7月29日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったニュートリノビームにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したクリステルにクビ差届かず2着となった。

10月7日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月29日、中7週で迎えた9戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた12戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた13戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコウギョウボーラーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月15日、中2週で迎えた15戦目は、菜の花賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月4日、中2週で迎えた16戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C2 33（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のスパークルエンゼルをアタマ差振り切って2勝目を収める

5月16日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は三村展久騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた20戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は三村展久騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山口以和騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したマンボブリーズを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラリズを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

9月5日、中2週で迎えた26戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。