バンクシー（2010年生、母ファミリーバイブル）

バンクシー（2010年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したファミリーバイブルが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地26戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月9日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3歳（2013年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、最後はドゥリマーズドリムと並んで5着同着となった。

1月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

2月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、4着に入った。

3月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入った。

4月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナムライチバンボシを差し切れず、2馬身差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のマイネルゴスホークに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

10月13日、連闘で迎えた12戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた15戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月10日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた19戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月13日、中2週で迎えた20戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るヘイローフォンテンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

5月3日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2015年）

3月22日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で井上敏樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上500万下の八丈島特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。