ケイアイリュージン（1997年生、母モザーティアナ）

ケイアイリュージン（1997年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグルームダンサー（当時13歳）と交配したモザーティアナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

3月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メモリーズオブユーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヨイチカトレアに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったバイラリーナにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下のカーネーション特別（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月22日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた8戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のクリミナルライトをクビ差振り切って雨中の大混戦を制した。

4歳（2001年）

1月5日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

6月10日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したシルバーアローにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（9戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（7戦1勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2002年）

3月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。