クイックマリ（2002年生、母マリーベル）

クイックマリ（2002年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素早い＋母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時10歳）と交配したマリーベルが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

4月17日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスナークサンドリーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2006年）

2月18日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

6月18日、中9週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。17頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた10戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

11月11日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中克典騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中克典騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

5歳（2007年）

4月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中克典騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田中克典騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

5月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で田中克典騎手（6戦0勝）。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月3日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた17戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、うらかわ馬フェスタ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた18戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったデンコウアタックからハナ差の2着に惜敗した。