メマンチンタ（2008年生、母アポロヘルム）

メマンチンタ（2008年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「もちろん愛している（インドネシア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のデビッドジュニア（当時6歳）と交配したアポロヘルムが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方19戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般B4三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹島政信から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって210万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月7日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、最後はウインルキアと並んで6着同着となった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

3歳（2011年）

1月15日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

2月13日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月2日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中博康騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた6戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したウインルキアにクビ差届かず2着となった。

8月20日、中2週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、4着に入った。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

4歳（2012年）

3月18日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、三浦健治28年ぶり新曲記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、女川町復興支援（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、三番叟特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、昆虫館カーニバル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

5月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、千枚田田植え特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月22日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた17戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のワイラニフカレテをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた19戦目は、井筒ご夫妻来場記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヒカルジュピターに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた21戦目は、塩津かがり火恋祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、片山津温泉湯のまつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた24戦目は、IPATカウントダウン30（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた25戦目は、IPATカウントダウン16（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、日本トーターカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた27戦目は、金沢農業まつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた28戦目は、平井杏莉誕生日記念（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた29戦目は、兼六園ライトアップ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた30戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、新ひだか地区馬産地賞（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。