アポロヴィクトリア（2017年生、母アポロフィオリーナ）

アポロヴィクトリア（2017年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ローマ神話の勝利の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時8歳）と交配したアポロフィオリーナが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は平野牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月14日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたチャロアイト決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月12日、中3週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒガシヴァルキリーを3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

5月3日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

6月27日、中7週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月15日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦1勝）。17頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月13日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月13日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

4歳（2021年）

1月17日、中4週で迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた9戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラスの大牟田特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に終わった。

6月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-9（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた13戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C2-8（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月30日、中2週で迎えた14戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、ダリア賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた15戦目は、乾杯!加東山田錦デー（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた16戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小谷周平騎手（4戦0勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた19戦目は、但馬牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小谷周平騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。