ラグナーズルート（2015年生、母エメラルストーン）

ラグナーズルート（2015年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「チリとボリビアの国境沿いにある道より。別名宝石の道」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時6歳）と交配したエメラルストーンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C2四五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カネツ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、カネツ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、内田ステーブルによって162万円で落札された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月12日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 雨/重）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

12月16日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3歳（2018年）

1月21日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

4月22日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた7戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で荻野琢真騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2019年）

2月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のモエルオンナに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、一般C2一二三（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた17戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた18戦目は、中央区賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたノーブルアトラス決め手に屈してハナ差の2着となった。