ベルモントゼウス（1999年生、母フレンチフラップ）

ベルモントゼウス（1999年6月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時16歳）と交配したフレンチフラップが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方34戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のデネボラ賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

赤間清松厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

4月12日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 曇/重）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホッカイプリシラに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月11日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイマタティナに7馬身の差をつけて制した。

5月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲノキャプテンに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

6月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のはまなす特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイヨウラッキーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月19日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のコマクサ特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた7戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のウィナーズボーイに4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月30日、中2週で迎えた9戦目は、師走特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2003年）

1月15日、中1週で迎えた10戦目は、若水特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバンブーヒカリオーに2馬身半の差をつけて5勝目を収める

3月6日、中6週で迎えた11戦目は、仲春賞（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた12戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、春灯賞（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた13戦目は、デネボラ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のミノリカーリーに1馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

5月26日、中4週で迎えた14戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングナイト賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦のアクアライン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2004年）

1月15日、中4週で馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた16戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初茜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から33kg絞って迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、踏青特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた18戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、惜春特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月29日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6歳（2005年）

1月21日、中2週で迎えた20戦目は、初凪特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた21戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、如月特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた22戦目は、若葉特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

4月5日、中1週で迎えた24戦目は、卯月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のシューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月29日、中2週で迎えた26戦目は、ペガサス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月25日、約6か月の休み明けで迎えた27戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の晩秋特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた28戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、トルコ石特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた29戦目は、イーバンク特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

7歳（2006年）

1月3日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた31戦目は、睦月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は實川純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた32戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。