トーワクリステル（2011年生、母トーワトレジャー）

トーワクリステル（2011年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したトーワトレジャーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒノデファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の洋野町三大ラーメン賞(一般C1七)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月30日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

8月17日、中8週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

9月20日、中2週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた8戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のショウナンガーラに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月10日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

12月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のドナータに1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2015年）

1月4日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた12戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したタカラキャプテンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、コマクサ（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた14戦目は、小袖海女センター（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、盛岡のお米「純米めん」賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で斎藤雄一騎手（7戦2勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、楽天銀行賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で斎藤雄一騎手（8戦2勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で斎藤雄一騎手（9戦2勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で斎藤雄一騎手（10戦2勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、横手やきそば四天王決定戦賞（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で斎藤雄一騎手（11戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で斎藤雄一騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、宮古港開港400周年記念賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた22戦目は、メルシャンワイン賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた23戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、洋野町三大ラーメン賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウギョウバクシンを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

11月22日、中1週で迎えた24戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念奥州市賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた25戦目は、かまだんご賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた26戦目は、くずまき名物かっけ賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた27戦目は、わくわくドカーン賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5歳（2016年）

1月9日、連闘で迎えた28戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。