エブリバディ（2015年生、母エターナルサーガ）

エブリバディ（2015年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「すべての人に愛されるようにと願いをこめて」。毛色は青毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時13歳）と交配したエターナルサーガが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は畠山牧場。主な勝ち鞍は2017年のスマイルシティ・品川デーオープニング賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、M・Kenichiホールディングによって2,160万円で落札された。

藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2017年）

12月1日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスマイルシティ・品川デーオープニング賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のガッツポーズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2018年）

2月23日、中7週で迎えた3戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた4戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のムスカリ特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月27日、中5週で迎えた8戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のファンタスティックリレーファイナル賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた9戦目は、大正ロマン光庭園賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったクライフォーローズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2019年）

1月24日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアポロストロングを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

3月5日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイナルコールをアタマ差だけ差し切って3勝目をつかんだ。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、ダビマサーの皆様ありがとう!賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、北極星賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月26日、中1週で迎えた15戦目は、プロキオン賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた16戦目は、つばめ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

9月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた17戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた18戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた19戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥屋野特別（新潟ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた20戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5歳（2020年）

5月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた21戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg絞って迎えた22戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3-7（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた26戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた27戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた28戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセキセキを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

12月12日、中1週で迎えた29戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた30戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

6歳（2021年）

1月19日、中2週で迎えた31戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。