テンカジョウ（2002年生、母ナスターシャ）

テンカジョウ（2002年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天下＋冠名。天下に轟く嬢」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時18歳）と交配したナスターシャが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

3歳（2005年）

6月5日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のスパイラルリングに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月3日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたコックニー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（5戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったツクバコンサートから1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

3月12日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石橋脩騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月18日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

8月5日、中1週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

5歳（2007年）

2月4日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

3月31日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（9戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6月10日、中9週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

7月7日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

8月25日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（12戦1勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

6歳（2008年）

7月6日、約10か月の休養明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。