タケノビワ（2012年生、母シルキーリリー）

タケノビワ（2012年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時27歳）と交配したシルキーリリーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、地方20戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年のデネボラ賞(一般B2 B3 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡光夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、高昭牧場によって966万円で落札された。

松浦裕之厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2015年）

6月22日、デビュー戦は柏木健宏騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は521kg。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のラヴォコに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、プリサイスキングに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタカラアロマを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

4歳（2016年）

1月14日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラヴォコに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月22日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のロングアンドリーンに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月17日、中2週で迎えた7戦目は、弥生特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマイカイを半馬身差し切って1番人気に応えた。

4月20日、中4週で迎えた8戦目は、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のピエールペガサスに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月16日、中3週で迎えた9戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったセイントジュピターにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で柏木健宏騎手（9戦6勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた11戦目は、ミルキーウェイ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で柏木健宏騎手（10戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

12月29日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で柏木健宏騎手（11戦6勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

5歳（2017年）

1月24日、中3週で迎えた13戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柏木健宏騎手（12戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はマスタークロスと並んで2着同着となった。

2月15日、中2週で迎えた14戦目は、如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で柏木健宏騎手（13戦6勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月6日、中2週で迎えた15戦目は、白梅賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で柏木健宏騎手（14戦6勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったプリサイスキングに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中8週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のデネボラ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で柏木健宏騎手（15戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のスイシンに3馬身半の差をつけて7勝目を手にした。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で柏木健宏騎手（16戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた18戦目は、南風賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で柏木健宏騎手（17戦7勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で柏木健宏騎手（18戦7勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた20戦目は、By yourside Shinagaw（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で柏木健宏騎手（19戦7勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。