シルクリスペクト（2000年生、母ビワナタシュカ）

シルクリスペクト（2000年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋尊敬・尊重　偉大な父を尊敬し父以上の走りを期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時13歳）と交配したビワナタシュカが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、中央障害6戦1勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

8月10日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた3戦目は、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

3歳（2003年）

2月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロングチェイサーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジークレフに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月25日、中2週で迎えた8戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月6日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月15日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

4歳（2004年）

1月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

4月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

5月1日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた16戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた17戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5歳（2005年）

3月20日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスキーウィズミーから2馬身差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミダイヤに約11馬身の大差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた23戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。