アヅマユニコーン（1994年生、母フオーチユンオブラブ）

アヅマユニコーン（1994年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時14歳）と交配したフオーチユンオブラブが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）滝沢牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

8月11日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けてすんなりと抜け出し、最後は2着のブランドチャイナに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月17日、連闘で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

3歳（1997年）

1月7日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

3月8日、中5週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた6戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

11月22日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4歳（1998年）

1月24日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

3月22日、中7週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた13戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた14戦目は、信濃川特別（新潟(地)ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。