クレタパラドックス（2007年生、母ブラッシングインザレイン）

クレタパラドックス（2007年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「有名な『嘘つきのパラドックス』」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したブラッシングインザレインが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地3戦1勝、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オリエント牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、池谷誠一によって1,312.5万円で落札された。9歳のとき、上水牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、山際牧場によって270万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月20日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月14日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバイナリースターを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2010年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S3のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月13日、中8週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったパレスシュガーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（2011年）

5月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、bayfm CUP（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。