ミヤマリンドウ（2003年生、母ホクショウマリー）

ミヤマリンドウ（2003年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「高山植物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時6歳）と交配したホクショウマリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北勝ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方29戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月12日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したヒカルマイゴールにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたプロトプラスト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4歳（2007年）

2月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、駿光特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた11戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、小田原城特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた12戦目は、カメリア賞（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた14戦目は、トワイライトドリーム賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた15戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、楽天ブログ賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた17戦目は、金錯銘鉄剣賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月5日、中1週で迎えた19戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、夕凪特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、海の日特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた21戦目は、犬吠埼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、新宿区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた23戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

10月8日、中1週で迎えた24戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、サドラーズアレグロにクビ差交わされて2着となった。

11月15日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた27戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月8日、中4週で迎えた28戦目は、初富特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた29戦目は、ゆきやなぎ特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた30戦目は、風来特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（10戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、若干速いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

2月29日、中2週で迎えた31戦目は、春麗特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（11戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた32戦目は、草萌特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（12戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた33戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、杉並区特別（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

4月8日、連闘で迎えた34戦目は、卯月特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月25日、中1週で迎えた35戦目は、豊島区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の新緑特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（13戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月10日、中4週で迎えた37戦目は、時の日特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（14戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定戦のジューンブライド賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（15戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。