カイシュウマックス（2001年生、母ケイアイマリーン）

カイシュウマックス（2001年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最大限」。毛色は鹿毛。種牡馬のハンセル（当時13歳）と交配したケイアイマリーンが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山本牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、山本牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、飯村孝男によって1,260万円で落札された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月2日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のリスティアダーリンに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月11日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモキャンドルを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシゲルドントイケをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

11月15日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

3歳（2004年）

5月15日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1000万下の白百合ステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた12戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のシンボリルドルフメモリアル（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2005年）

1月10日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の河原町特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイヤモンドスターに7馬身の差をつけて優勝

5月14日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

6月26日、中5週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の御影特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鶴見特別（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたサンライズバッカス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月21日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。