アグネスドリーム（2011年生、母アグネスカルミア）

アグネスドリーム（2011年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋夢」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したアグネスカルミアが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回、地方1戦1勝。2013年の京都2歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月18日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったロードフォワードに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカアナパリビーチに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月5日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

10月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、トーセンスターダムにアタマ差交わされて2着となった。

12月22日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

3歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

3月9日、中6週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

10月19日、約7か月半の休み明けで迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の遠刈田特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、トーセンマタコイヤに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4歳（2015年）

3月1日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエクセレントビューに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

7月11日、中7週で迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。