アドミラルシップ（2021年生、母ヴィーヴァブーケ）

アドミラルシップ（2021年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「提督の船」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドシップ（当時12歳）と交配したヴィーヴァブーケが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。2023年のホープフルステークス(G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月12日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヴィレムをハナ差振り切って初白星を挙げた。

12月28日、中6週で迎えた2戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2024年）

2月4日、中4週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた4戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの北辰特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの富良野特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた8戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はH.H.ドイル騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。