ビッグワイルド（1996年生、母ヤグラエリナー）

Big Wild

1996.05.01

ビッグワイルド（1996年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時6歳）と交配したヤグラエリナーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）田淵牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月8日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた2戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（1999年）

2月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニッポーセイウンを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

3月21日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したサイキョウサンデーにクビ差届かず2着となった。

4月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は常石勝義騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るランドアバロンを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。