ミデオンヨミヒト（1995年生、母ダイナエクレール）

ミデオンヨミヒト（1995年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時8歳）と交配したダイナエクレールが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回、中央障害4戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

4月25日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったホッカイローツェに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中3週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた8戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月28日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したタイブリリアントにクビ差届かず2着となった。

12月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（1999年）

1月8日、中3週で迎えた11戦目は、名古屋チャレンジカップジュノA賞（中京(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 雨）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月15日、中2週で迎えた13戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 曇）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のストレラーに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた15戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた16戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の彦島特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5歳（2000年）

1月6日、中4週で迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月15日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロエディントンを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

2月6日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったアグネスパートナーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアグネスパートナーに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

4月8日、中3週で迎えた22戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

10月8日、中4週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた24戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。