ミリオンウェーブ（2005年生、母ミススマコバ）

ミリオンウェーブ（2005年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「１００万＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時13歳）と交配したミススマコバが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着3回。2007年の小倉2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2008年の葵ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のホッコービクトリーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

9月2日、中3週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルブツイースターに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月10日、中9週で迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3歳（2008年）

1月13日、中4週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

3月15日、中8週で迎えた6戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた7戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったスプリングソングに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアポロラムセスをハナ差振り切って優勝

7月6日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

11月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg絞って迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた12戦目は、尾張ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

4歳（2009年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

2月7日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月28日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたマイネエスポワール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月3日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の浅口特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（7戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

5歳（2010年）

3月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウジェイに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6歳（2011年）

7月9日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のジュライステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に終わった。