ニホンピロカーン（2013年生、母ニホンピロヴィータ）

ニホンピロカーン（2013年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンカーン（当時13歳）と交配したニホンピロヴィータが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月21日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

3歳（2016年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

4月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月15日、中2週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエックスマスをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4歳（2017年）

1月14日、中5週で迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたメイケイレジェンド決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャストコーズを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

3月12日、中2週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月21日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。