バードショー（1987年生、母カネヤマライン）

バードショー（1987年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のピツトボーイ（当時6歳）と交配したカネヤマラインが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内坂本牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回、地方10戦0勝。1989年の福島アラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で2着に入った他、1989年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

6月18日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は428kg。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュウザングリーンに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月30日、中5週で迎えた2戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ベンセルシーダーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のビッグママを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

9月30日、中1週で迎えた5戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

10月28日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアインセレナーデに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（福島芝1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のカチウマガッツをアタマ差振り切って優勝

12月17日、中4週で迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3歳（1990年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 晴/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた11戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（福島芝2000m 晴/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6月27日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、横川健二騎手を鞍上に迎えて、B2イ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月2日、中4週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた13戦目は、竹地正樹騎手を鞍上に迎えて、B1 B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹地正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹地正樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系一般B2ニ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は横川健二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系一般B2ホ（中京(地)ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横川健二騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系一般B2ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横川健二騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横川健二騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横川健二騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横川健二騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。