ロードスナイパー（1997年生、母マターオブプライド）

ロードスナイパー（1997年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時11歳）と交配したマターオブプライドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額7,000万円（14万×500口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のカリスマシルバーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したカリスマサンオペラを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマッシモを半馬身振り切って制した。

7月22日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の行川特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の不知火特別（小倉芝2000m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7歳（2004年）

8月14日、約47か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

10月2日、中2週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた15戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウイスキーロビン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神でひたむきに粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のサンエムサリダをハナ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

8歳（2005年）

2月2日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた20戦目は、中留伸治騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミツヨシから1馬身半差の2着に敗北した。