テイエムサウスダン（2008年生、母テイエムスコール）

テイエムサウスダン（2008年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部＋父父母名より」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時12歳）と交配したテイエムスコールが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害3戦0勝、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2012年の東風選抜(一般C14)。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月21日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた2戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

3歳（2011年）

6月18日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた5戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた9戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4歳（2012年）

1月31日、中6週で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウウンゼンに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月7日、連闘で迎えた11戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムタカシオに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月22日、中1週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、東風選抜（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウショウドライヴに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月8日、中6週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月6日、中3週で迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた17戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2013年）

2月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。